乾燥・肌荒れ・かゆみ、冬の肌トラブル…そのメカニズムを解説!

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1年の中で冬は特に肌の乾燥を感じる季節です。皆さんの中にも冬は特に乾燥や肌荒れ、かゆみなどに悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

冬は空気が乾燥し、気温も低くなります。寒さを和らげるために暖房器具を使用することでさらに空気が乾燥します。冷たく乾燥した空気に肌が触れることで肌のバリア機能が低下し、肌のかさつきやつっぱり、かゆみなどの症状が出やすくなります。

肌の乾燥メカニズム -かゆみ・かさつきの原因-

冷たく乾燥した空気に肌が続くとなぜ肌のかさつきやつっぱり、かゆみなどの症状がでるのでしょうか。

冬は気温が低下することで全身の血液の循環が悪くなります。循環が悪くなると肌の細胞に十分な栄養や水分、酸素が行き届かなくなり、肌の色がくすんだり、乾燥したり、シミやシワなど、吹き出物ができるなどの肌トラブルを招いてしまいます。また、肌の細胞に栄養や水分、酸素が行き届かない状態になると肌トラブルの修復が遅くなり、肌の状態はどんどん悪くなってしまいます。さらに、冬は空気の乾燥で皮膚の働きが弱まり、皮脂を産生する外分泌腺である脂腺や汗を分泌する汗腺の働きが低下します。それに伴い皮膚の表面の皮脂が少なくなることで肌が乾燥しやすい状態になります。その結果、冬は皮膚が乾燥しやすく、特に女性は皮脂が少ないため乾燥を感じやすいと言われています。

冬の肌トラブルを予防するために知っておきたいこと6選

皮膚の乾燥が続くと、皮膚のつっぱりやかゆみなどの症状だけでなく、肌から白い粉がでたり、かぶれや赤みを帯びたりすることもあり、冬にこのような症状に悩まされる方も少なくないと思います。冬の乾燥を予防するには、下記のポイントが重要になります。

  • クレンジングや洗顔で落としすぎないようにする

クレンジングや洗顔で汚れを落とすことは大切ですが、必要なうるおいまで流れないように注意しましょう。また、ケア時の摩擦にも要注意です。

  • 保湿剤で十分に肌を保湿する

冬は乾燥しやすいので普段より気を付けて保湿をしましょう。化粧水で肌にたっぷり水分を入れた後は、うるおいが蒸発しないように乳液で蓋をするようにしましょう。

  • 水分を細目にとる

肌からの水分補給だけでなく、しっかり水分補給を行い内側からケアしましょう。

  • 室内の加湿を行う

冬は暖房器具等使い、室内が乾燥しやすくなるので加湿器などで加湿を行いましょう。

  • 軽い運動やマッサージを行い、循環を良くする

冬は全身の血液の循環が悪くなります。血液の循環が悪くなると肌トラブルの原因にもなるので、普段のスキンケアにマッサージを取り入れてみましょう。また、運動を通して血液の循環を改善するのもいいでしょう。

  • お風呂につかり、身体を温める

身体の冷えは血液の循環不良につながるので、身体を温めるようにしましょう。お風呂につかる、温かい飲み物を飲む、衣類で防寒対策を行うなど身体を温める習慣を取り入れてみてください。

最後に

冬は特に乾燥による皮膚トラブルが多い季節になるので、ぜひこの記事を参考に冬の乾燥に負けない肌づくりをしましょう