10目以上の看護師さんにおすすめ!認定看護管理者とは

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看護師の管理職といえばどのような役職が思いつくでしょうか?リーダーや主任や副師長、師長、看護部長などが挙げられるのではないでしょうか。病棟に各1名以上は配置されている管理職。もしかしたら10年目以上の看護師さんは経験がある方もいるかもしれませんね。今回は、日本看護協会が制定する認定看護管理者についてご紹介します。

認定看護管理者とは

病院や介護老人保健施設などの管理者としての必要な知識を習得し、質の高いサービスが提供できる組織作りができる看護管理者のことです。認定看護管理者になるには資格が必要となり、その資格は日本看護協会が認定しています。

 認定看護管理職の業務内容とは

認定看護管理職はこのような業務を行っています。

  • 保健・医療・福祉の政策等に関する知識、組織管理に必要な理論、経営的な視点等を習得し、サービスの質の向上を図る。
  • 看護師の教育体制を整え人材を育成し、適切な人事配置を行う。
  • 労働環境の整備を行い看護師が継続して働きやすい職場環境を整える。
  • 医療事故を防ぎ、安全管理を推進する。

実際に病院や介護老人保健施設の副院長・看護部長をはじめとする管理者、訪問看護ステーションの所長として活動しています。

 認定看護管理者になるメリット・デメリット

認定看護管理者になるメリットとして資格取得後昇給や昇進が期待できます。しかし、現状としては昇給・昇格は約800名の認定看護管理者のうち1割程度となっています(2014年)。

また、待遇面だけではなく認定看護管理者は管理職として看護師が働きやすい環境づくりや看護教育に関わることでやりがいを持って働くことができます。

実際に認定看護管理者は下記のような成果を挙げることができます。

 

認定看護管理者になって行ったこと

  • 育児休暇や有休の取得支援、時間外労働の減少等ワークライフバランスの推進を図れた。
  • 夜勤体制の見直しや夜勤時間の短縮など夜勤・交代制勤務に関する改善を図れた。
  • 新人教育やラダーの体制を整えるなど人材育成を行うことができた。
  • 研修会等実施し、他施設での看護職への教育支援を行うことができた。

 

 認定看護管理者の今後

2022年2月現在、認定看護管理職者は全国に4,468名います。医療技術の高度化や医療のニーズの高騰に伴い、私たち看護師にはより質の高い医療や看護の提供が求められています。その中で看護師が働く現場を整える認定看護管理者はさらに需要が高まるでしょう。