看護師として働きだして5年目、今後も病棟で働こうか迷っている看護師さんも多いと思います。役職や責任だけが重くなっていくけど待遇はあまり変わらない。思い切って美容クリニックや訪問看護で働きたいけど、今から新しい分野で頑張れるか不安。新しいことをする自信はないから、これまでの知識や技術を生かして働きたいけどどんな仕事があるか分からない。こんな思いを抱いている看護師さんも多いと思います。今回は、そんな看護師さんのためにこれまでの知識や技術を生かしてどのような仕事ができるのか紹介します。
看護師について
改めて私たち看護師の役割や活動場所についてまとめてみました。現在、160万人の看護師※1のうち病院や診療所で働いている看護師は130万※2にも及びます。ほとんどの看護師が病院や診療所で働いていますが、近年では看護師が活動できる場はどんどん広がっています。
■看護職とは
保健師、助産師、看護師、准看護師
■役割
保険・医療・福祉の幅広い分野で人々に寄り添い、健康を守っています。
■主な業務内容
- 傷病者や妊産婦の療養上の世話。
- 診療の補助。
■活動できる場所
病院や診療所、訪問看護、介護保険施設、社会福祉施設、看護の教育機関、企業の健康管理室、企業や団体の研究・開発部門、官公庁・職能団体、海外活動などが挙げられます。
※1准看護師含む
看護師としてのこれまでの知識や技術を使った働き方
看護師としてのこれまでの知識や技術を使った働き方にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、これまでの知識や技術を生かしてキャリアアップを行う方法と病院や診療所以外で働く方法を紹介します。
■キャリアアップを行う
管理職になるかもしくは専門職として病院や診療所で働く方法があります。
■管理職の種類
看護(副)部長や看護(副)師長、主任、チームリーダーなど
■専門職の種類
保健師や助産師、専門看護師、認定看護師、認定看護管理者、特定行為が可能な看護師
■病院や診療所以外で働く
保険診療を扱う(主に美容など)病院や診療所、訪問看護、介護保険施設、社会福祉施設、教育機関、企業の健康管理室、企業や団体の研究・開発部門、官公庁・職能団体、海外活動などで働く方法があります。
最後に
医療の高度化や専門化が進む中で、看護ケアの広がりと看護の質の向上を目的に看護職ができる範囲が広がりつつあります。この機会に看護師としての今後のキャリアプランを見直してみてくださいね。